⑥葬儀、埋葬をした時の社会保険給付

社会保険

残念ながらもしもの場合、社会保険からは埋葬、葬儀のための給付金や残された遺族のための給付金があります。

まずは、埋葬、葬儀のための給付金です。

健康保険 ・亡くなった被保険者により生計を維持されて、埋葬を行う方に「埋葬料」として5万円が支給
・埋葬料を受けられる方がいない場合は、実際に埋葬を行った方に、埋葬料(5万円)の範囲内で実際に埋葬に要した費用が「埋葬費」として支給
・被扶養者が亡くなったときは、被保険者に「家族埋葬料」として5万円が支給
国民健康保険 葬祭を行った方に葬祭費として5万円が支給*
労災 葬祭を行う方に315,000円に給付基礎日額の30日分を加えた額(給付基礎日額の60日分に満たない場合は給付基礎日額の60日分)

*地方では3万円、東京では7万円など市町村によって様々

以上のように、業務上、仕事をしていての労災からは最低でも31万5千円と給付基礎日額つまり平均賃金の30日分ということで、業務外、プライベートでの葬祭の費用よりもかなり高い給付金がでます。

例えば、平均賃金が5000円だとしても、5000円×30=15万円、これに31万5000円を加えると46万5000円と、埋葬費の平均5万円で考えると、労災の葬祭費は10倍近くの金額になります。

生命保険等の民間保険の葬式代に備える保険商品は、この葬祭費を考慮して加入すべきですが、仕事上はさておき、それ以外でお亡くなりになられた場合、5万円では足りないのではないでしょうか?

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